今回はD.N.Effects のF-Cell Activationをレビューします。
D.N.Effectsはパーツの選定にこだわり、独特な質感を持つデザインで人気のハンドメイドブランドです。
このF-Cell ActivationはVol,Tone,Depth,Comp,Fuzzの5つのノブでコントロールするファズです。
Depthは歪みの深さを調整し、Fuzzでファズ成分を足したり、引いたりします。
どちらもフルで、轟音のファズサウンドになります。
このペダルのポイントはCompかと思います。
先ほどのDepth,Fuzzをフル、そしてCompを絞り切った状態が基本のファズサウンドとして、
Compを上げていくと、途切れ途切れの音になっていきます。
コンプがかかっていくので、アタックが潰れていきます。
この潰れていく感じを作り出せるのがこのペダルの特徴かと思います。
このコンプのかけ具合でボリューム奏法のようなフワッと立ち上がるサウンドが作りだせます。
Depthを絞って行くとゲインが下がっていくのでローゲインでファットなオーバードライブファズサウンドも作り出せます。個人的にはFuzzは常にフルが良いかと思いました。
Depthを絞り気味にした時のゴロゴロしたファズサウンドも個人的にはお気に入りです。
そしてToneも幅があり、おまけに効きが良いので使いやすく、12時以降に振った時の音はガレージ、サイケ等にピッタリのファズサウンドです。
アンプセッティングはクランチ程度で良いかと思います。
このF-Cell Activationは音量もしっかりとれるので、セッティングしやすく、ファズサウンドも多彩で、ずっと弾いていたくなるペダルです。
更にデザイン、質感もオリジナリティがあり、所有感を満たしてくれるペダルです。
