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製品レビュー ONE CONTROL BALTIC BLUE FUZZ

今回はONE CONTROL のBALTIC BLUE FUZZをレビューします。
BJFの設計によるビンテージマフ系のファズペダルです。
この小さなボディーから解き放されるサウンドはどのような感じか探っていきたいと思います。

マフ系とは言ってもクローンではないようです。
ビンテージパーツを使わず、現在、普通に入手可能なパーツを使い設計されています。
この辺りはバラツキのない安定したサウンドの供給を重要視してのことでしょうね。

コントロールは左からVOLUME,TONE,SUSTAINとなっています。

それではサウンドチェックですが、SUSTAINを絞り切った所から始めます。
絞った状態ですとローゲインなファズオーバードライブサウンドです。
コード弾きでも潰れず、アルペジオでもしっかり鳴りつつ、後ろでざわつく感じが丁度良い塩梅です。SUSTAINを微妙に調整せず、迷わず絞り切れば良いので、簡単にアクセスできますね。
全体的にSUSTAINもTONEもまとまりが良く、セッティングしやすいですね。
荒々しさが若干少ないですが、その分使いやすくなっています。
このあたりが単なるクローンでは無いと言うところではないでしょうか?
14時あたりまではスムーズにゲインが上がっていき、その後は一気に乗ってきます。
マフによくある個体差を気にせずにこれ1台で満足出来るファズサウンドが出せるのでは無いでしょうか?

ビンテージサウンドに寄りすぎず、モダンなサウンドの中間あたりな感じがあり、ジャンルの幅が広そうです。
そしてTONEの効きが良くビンテージマフのサウンドは持ちつつ、モダンなテイストも持った使いやすいファズです。

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